2014年10月16日木曜日

VBA(1)-PPTマクロからVBAへ


VBA(1)-PPTマクロからVBAへ


 いままでPPTのマクロを紹介してきた。いままでにPPTマクロで作成してきたものは主に幾何学模様で、出力はブログやYoutubeにアップするためのJPEGやPNGファイルである。 そもそもPPTマクロとは何か。そのルーツをたどると下図のようになる。



 マイクロソフト社がプログラミング言語である「Visual Basic」(VB)を自社の Office 製品対応に改良したのが、「Visual Basic Application」である。Office製品であるWordやExcel、PPTそれぞれにマクロが用意されているが、これが「Visual Basic Application」(VBA)である。それぞれのマクロは別物のような印象を受けるが、VBの基本機能や描画ツール、テキスト挿入などは同一であるといって差し支えない。描画ツールは同一であるとすると、最終出力がJPEGやPNGファイルであれば、Wordで描いても、Excelで描いても、PPTで描いても同じということになる。
 次の2点で今後Excelのマクロいや Excel VBA を使うことにした。
  • 多量の入力データがある場合、Excelのセルにデータを入力すれば、そのデータを簡単に読み込むことができるので、Excel VBAが他のVBAと比較して便利である。
  • PPT2010にはマクロ記録がなかったが、Excelにはマクロ記録があり、かつ、描画ツールに対しても有効である。
入力データを直接、プログラムコードに書き込む方式だと作ったソフト他人に使ってもらえない。他人に使ってもらうためにはダイアログボックスを作るべきであろうが、入力データが多量にある場合は、サイズの大きなダイアログボックスを作るか、いくつもののダイアログボックスをつくることなる。ダイアログボックスを作る作業も大変だし、作っても使うほうも大変である。Excelから読み込むことにすれば、他人にも使ってもらえるし、わかりやすい。

 使うコマンドを忘れた場合や今まで使ったこともないコマンドを調べるのにマクロ記録は非常に便利である。マクロを知らなくてもマクロ記録ボタンをオンにして、操作を実行、そのあとマクロ記録終了ボタンを押せばマクロが自動的にできている。もともとマクロを知らない人にもマクロを作って定例業務に使ってもらおうという意図であったと思うが、現実はそんなにうまくいかない。しかし、コマンドの調査には最適であり、プログラムを作る人には非常に有難い機能である。



 上図はWindows 7 Excel の開発リボンである。開発リボン中にマクロ記録ボタンがある。

 これからは、Excel上でのVBA作成に移っていく。とはいってもPPTの方が都合の良い場合はPPT上で作っていくし、Wordのほうが良ければWord上で作っていく。つまりxxマクロ作成というよりVBAを作成していく。

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