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2014年8月9日土曜日

PPTマクロ(6)

PPTマクロ(6)、PPTマクロでつくったもの2
PPTマクロ(5)、PPTマクロでつくったもの1
PPTマクロ(4)、マクロで四角形や楕円などを描く
PPTマクロ(3)、マクロで直線を描く
PPTマクロ(2)、マクロを有効化する
PPTマクロ(1)、マクロ作成の動機

PPTマクロ(6)、PPTマクロで作ったもの2


 マジカルアイという本が本屋に並んでいる。目の焦点をページに書かれている絵の奥もしくは手前に合わせると絵が立体的に見える。本の各ページには左右に同じような絵が書かれている。絵の手前もしくは奥に自分の目の焦点を合わせると二つあるはずの絵が三つにみえる。そして、真ん中の絵が立体的に見える。

  次の絵を自分の目の焦点を絵の奥に合わせたり、絵の手前に合わせたすると立体的に見える。 目の焦点を手前に合わせると青い円は手前に、赤い丸は奥に見える。奥で合わせると赤い丸は手前に青い円は奥に見える。この技術は、一般的になんと呼ばれているか知らない。ここでは、マジカルアイ技術と呼ぶことにする。


 次の図は、PPTマクロで作成した3次元の幾何学模様で、マジカルアイ技術を使っている。目の焦点を奥に合わせたり、手前に合わせたりすると立体的に見える。今回の場合は目の奥側にあわせるこを前提として書いている。




 3次元図形を2次元で表現する方法は、奥行き方法に対する色変更、もしくは複数の回転図形表示がある。マジカルアイ技術も立派な3次元の表示技術である。回転表示とマジカルアイ表現と組み合わせるとパーフェクトと思う。
 
 画家は、並外れた動体視力や細密技術を持っている。マジカルアイ技術を駆使する画家がいてもおかしくないと思っていた。上図のように3次元の幾何学模様をマジカルアイ表示してみて、 これは手書きでは不可能である。まさにPPTマクロの出番であると感じた。

  一般に販売されているマジカルアイの本は視力をよくしますよという謳い文句である。マジカルアイの本を数冊買って、近眼を治そうと思って一時期、頻繁に見ていた。近眼が矯正されることはなかったが、立体的にみる能力が確実にあがった。散歩をしていても木も山も建物までも、いままでと違って、より立体的に見えて感動した。  多分それまでは、両目あっても片方の目でしか見ていなかった。そして今は両目で均等にしっかりみているのであろう。

 このマジカルアイ技術は、複雑な結晶構造や蛋白質構造、DNA構造など、その複雑な構造の理解を容易にするのに有効であると思う。いずれ理科系の教科書や専門書でマジカルアイ技術が使われる日がくると信じている。

2014年8月4日月曜日

PPTマクロ(5)

PPTマクロ(6)、PPTマクロでつくったもの2
PPTマクロ(5)、PPTマクロでつくったもの1
PPTマクロ(4)、マクロで四角形や楕円などを描く
PPTマクロ(3)、マクロで直線を描く
PPTマクロ(2)、マクロを有効化する
PPTマクロ(1)、マクロ作成の動機

PPTマクロ(5)、PPTマクロで作ったもの1


 PPTのマクロを使って何をするのか。これが一番重要かもしれない。PPTのマクロは単なる道具である。
 このブログにのせている幾何学模様は、直線を引く機能を使う。また R = f(θ) :X = Rcosθ、Y= Rsinθ を使う。 角度θを与えると、Rの計算値が出る。角度0度の時のRと角度1度の時のRを直線で繋ぐ。次に角度2度の時のRを計算し、角度1度の時のRと繋ぐ。このように角度を1度づつ増やして、繋げていく。
 f(θ)はsin、cosを適当に組み合わせて作る。θの前にも適当に係数をつける。

 数学の勉強は、与えられた問題を解く、既に解かれた問題を理解することに終始してきた。が、この幾何学模様は数学の問題を自分で作り自分で解くという楽しさがあった。問題はあまりにたいしたことないが、それでも楽しさがあった。私の場合、f(θ)を適当に作ったとき、その模様がどのようになるか考えず、予想もせずプログラムを走らした。そして描かれた図形を見て、へぇ~こんなになるのかと感心した。 デザイナーには、いろんなインスピレーションを与えるだろうなと思った。
 
 そして、数学は、解くことを教えるだけではなく、問題を作ることも教えたらどうか とも思った。2次方程式の解法を学んだら、3次方程式の解法は?、4次方程式の解法は? など。また、平方根の出し方を学んだら立方根の出し方は? などもある。でも問題を作ることを教えたら、生徒の質問に先生は簡単に答えることができない。下手をすれば、生徒が世の中でも解けていない問題を解くことに嵌(はま)り、人生を棒に振るかもしれない。 
 
 それでも、問題を作ることを教えるべきだと思う。そうすれば、勉強方法、考え方が変わり、見える世界が変わる。そして、人生が変わると思った。数学の問題を作ることから、発展し、数学以外の分野で、それぞれの人が些細な問題から、大きな問題まで、自分で問題を作り、自分で解いていく。 受け身の人生ではなく、能動的な人生に変わる。人に与えられた問題を解くのではなく、自分で問題を作って解いていく。織田信長は天下統一という大きな問題を作り、その問題を解くことに邁進した。

 幾何学模様に話を戻す。いろんな幾何学模様を書いていると、最初はマニュアル操作が多かったが、だんだんこれはプログラム化できる、ここもプログラム化できるという風にプログラムの行数が増えていった。最初は、設定した枠内に収まる幾何学模様に限定していたが、枠をはみ出る関数も扱うようになった。このときは、たくさんのバグがでた。


いままで描いてきた幾何学模様
(18)、(17)、(16)、(15)、(14)、(13)、(12)、(11)、(10)、(9)、(8)、(7)、(6)、(5)、(4)、(3)、(2)、(1)
 
 θの係数を少しづつ変化させると、たくさんの図形ができる。できた図形を動画にして、Youtubeに載せてみた。





 幾何学模様は、今まで R = f(θ) を扱ってきたが、最も一般的な  Y = f(X) がある。
X=f(u)、 Y = g(u) で表わす図形もある。 famous curves といって、歴史的な数学の巨人が検討した幾何学模様もある。 これらの書かれた図形をある種の変換をして、全くの別の幾何学模様にしてしまう方法もある。famous curves を勉強するのも楽しいかもしれないが、私としては、気ままに関数を勝手に作って、楽しんでいく方法を選ぶ。 3次元の幾何学模様も考えられる。3次元となるとどう表現するかも課題である。

 何事も最初の取っ掛かりが、難しい。最初の取っ掛かりがうまくいけば、あとは何とかなるというのがPPTマクロを作った感想である。ということで最初の直線や丸、四角を描くところまでは丁寧に書いたが、作ったものの説明は大幅に省略した。私自身、コマンドやコマンドの使用法が分からなくなるとPPTマクロ(2)であげたマニュアルを見る、もしくは、関連する単語を並べて、インターネットで検索して答えを見つけてきた。最初の山を越えると本なり、マニュアルなり、インターネットなりで調べて答えを見つけることができる。最初は、本当に何をどうしたらよいか、わからない。誰に聞けばよいのか、インターネットにどう聞けばよいか、インターネットに聞けばよいということすらわからない。わかってしまえばどうってことないことでも、最初はわからないから不思議である。

2012年11月4日日曜日

PPT2010マクロ(4)

PPTマクロ(6)、PPTマクロでつくったもの2
PPTマクロ(5)、PPTマクロでつくったもの1
PPTマクロ(4)、マクロで四角形や楕円などを描く
PPTマクロ(3)、マクロで直線を描く
PPTマクロ(2)、マクロを有効化する
PPTマクロ(1)、マクロ作成の動機

PPTマクロ(4)、マクロで四角形や楕円などを描く


 前回は、PPTマクロのコマンドが、オブジェクト、メソッド、プロパティを含んで書かれていることを、実線を引くマクロで具体的に説明した。
 今回は、PPTの図形のうち、四角形、楕円、角丸四角とテキストを書くマクロ例を紹介する。次図は4つのマクロの出力である。



図形を描くマクロとして、先ず、四角形を描くマクロを示す。

――四角形描画マクロ 

Sub Sikakkei()
    Dim L As Single, T As Single, W As Single, H As Single
   
    L = 80         '四角形の左上隅のX座標
    T = 60         '四角形の左上隅のY座標
    W = 240        '四角形の幅
    H = 180        '四角形の高さ
    Set myDocument= ActivePresentation.Slides(1)
    With myDocument.Shapes.AddShape _
        (msoShapeRectangle, L, T, W, H)
        .Fill.ForeColor.RGB = RGB(255, 0, 0) '塗りつぶし 赤
        .Fill.Transparency = 0.9             ' 透明度0.9
        .Line.Weight = 1                     '線幅 1pt
        .Line.ForeColor.RGB = RGB(0, 0, 0)   '線の色 黒
    End With
End Sub


­――以上、四角形描画マクロ 

図形の位置、大きさ指定は、(1)図形の左上点のX座標、(2)図形の左上点のY座標、(3)図形の幅、(4)図形の高さ の順で指定する。これはどんな図形を描く場合も同じである。
msoは、マイクロソフトのオフィスという意味で、オフィスに共通して使えるコマンドである。
ちなみに
Set myDocument = ActivePresentation.Slides(1)
を
Set myDocument = ActiveSheet
とすれば、Excelで使用できる。
また、
Set myDocument = ActiveDocument
とすれば、Wordで使用できる。
以下のマクロも同じ変更で、ExcelやWordで使うことができる。ということは、図形描画まくろはオフィス共用のマクロと言える。

   
――楕円描画マクロ 

Sub Daen()
    Dim L As Single, T As Single, W As Single, H As Single
   
    L = 400    '楕円に接する四角形の左上のX座標
    T = 60     '楕円に接する四角形の左上のY座標
    W = 240    '楕円に接する四角形の幅
    H = 180    '楕円に接する四角形の高さ
    Set myDocument = ActivePresentation.Slides(1)
    With myDocument.Shapes.AddShape(msoShapeOval, L, T, W, H)
        .Fill.ForeColor.RGB = RGB(0, 255, 0) '塗りつぶし 緑
        .Fill.Transparency = 0.7             ' 透明度0.7
        .Line.ForeColor.RGB = RGB(0, 0, 0)   '枠線 黒
        .Line.Weight = 2                     '枠線幅 2pt
    End With
End Sub


――以上、楕円描画マクロ 


四角形図描画から塗りつぶしの色、透明度、線幅を変えてみた。



――角丸四角描画マクロ 

Sub KadomaruSikaku()
    Dim L As Single, T As Single, W As Single, H As Single
   
    L = 80      '角丸四角に接する四角形の左上隅のX座標
    T = 300     '角丸四角に接する四角形の左上隅のY座標
    W = 240     '角丸四角に接する四角形の幅
    H = 180     '角丸四角に接する四角形の高さ
    Set myDocument = ActivePresentation.Slides(1)
    With myDocument.Shapes.AddShape _
        (msoShapeRoundedRectangle, L, T, W, H)
        .Adjustments.Item(1) = 0.3            '角丸の程度 0.3
        .Fill.ForeColor.RGB = RGB(0, 0, 255)  '塗りつぶし 青
        .Fill.Transparency = 0.5              ' 透明度 0.5
        .Line.ForeColor.RGB = RGB(0, 0, 0)    '線の色 黒
        .Line.Weight = 3                      '線の幅 3pt
    End With
End Sub


――以上、角丸四角描画マクロ
 
角丸の程度は、上記の .Adjustments.Item(1) = 0.3 で指定している。数値は、角丸の長さと短辺の長さの比である。0であれば、普通の四角形である。大きな値を入れてもエラーにはならないが、実質の最大値は、0.5である。



――テキスト文挿入マクロ

Sub TekisutoBun()
    Dim L As Single, T As Single, W As Single, H As Single
    Dim TextMoji AsString
   
    L = 400    'テキスト枠の左上隅のX座標
    T = 300    'テキスト枠の左上隅のY座標
    W = 240    'テキスト枠の幅
    H = 300    'テキスト枠の高さ
    TextMoji = "計算式例 y=x2" + vbCrLf + "化学式例 CO2"
    Set myDocument= ActivePresentation.Slides(1)
    With myDocument.Shapes.AddTextbox(msoTextOrientationHorizontal,L, T, W, H)
       .TextFrame.TextRange.Text = TextMoji
       .TextFrame.TextRange.Font.Name = "Century"
                '英字フォント
       .TextFrame.TextRange.Font.NameFarEast = "MS Pゴシック"
                '漢字フォント
       .TextFrame.TextRange.Font.Size = 24
                '文字サイズ24pt
       .TextFrame.TextRange.Font.Color.RGB = RGB(255, 0, 0)
                '文字の色 赤色
       .TextFrame.TextRange.Font.Bold = msoTrue
                '太文字
       .TextFrame.TextRange.Characters(9, 1).Font.BaselineOffset= 0.3
                '上付き文字
       .TextFrame.TextRange.Characters(18, 1). Font.BaselineOffset = -0.3
                '下付き文字
       .TextFrame.TextRange.ParagraphFormat.Alignment = msoAlignCenter
               '中央合わせ
       .Fill.ForeColor.RGB = RGB(255, 255, 0)
                '塗りつぶし 黄色
       .Fill.Transparency = 0.3
                ' 透明度0.3
       .Line.Visible = msoFalse
                 '線なし
  End With
End Sub 

――以上、テキスト文挿入マクロ
 

上付き文字、下付き文字も、中央合わせなども行っている。文の改行は、文字変数TextMojiの中に次のように書かれている。

TextMoji = "計算式例 y=x2" + vbCrLf + "化学式例 CO2"

このなかのvbCrLfが改行命令語である。文字を上付きにしたり、下付きにしたりするとき文字数を数えて設定しなければならないが、この改行命令語も1文字としてカウントする必要がある。

上記のマクロに共通して、塗りつぶしにグラデーションをつけたい場合は、マイクロソフト提供の次のURLを参考にするとよい。
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb265429(v=office.12).aspx 及び
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb265468(v=office.12).aspx
枠線でダッシュ(各種点線)を使いたい場合は、次のURLを参考。
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb265344(v=office.12).aspx
枠線で2重線や3重線を使いたい場合は、次のURLを参照。
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb251238(v=office.12).aspx
2重線や3重線を描くときには、線幅を広く指定する必要がある。そうしないと1重線にしかみえない。
(つづく)

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2012年10月8日月曜日

PPT2010マクロ(3)

PPTマクロ(6)、PPTマクロでつくったもの2
PPTマクロ(5)、PPTマクロでつくったもの1
PPTマクロ(4)、マクロで四角形や楕円などを描く
PPTマクロ(3)、マクロで直線を描く
PPTマクロ(2)、マクロを有効化する
PPTマクロ(1)、マクロ作成の動機

PPTマクロ(3)、マクロで直線を描く


 パワーポイントPPTのマクロ作成においてつまずくと、その解決に半日以上かかることがある。私だけかと思っていたら、そうではない。多くの人が、たいしたことはないコマンドを見つけるのに、多くの時間を割いているようである。これはPPTマクロの情報源が少ないことによる。
 そこで、これからは例題を列挙していく。
 その前に、PPTスライド上の位置を決める数値、原点・中心点などを確認しておく。
 下図にPPTディフォールトの場合を示す。


 左上が原点(0,0)である。右下が(720,540)である。中心は(360,270)となる。数字の単位はpt(ポイント)で、1pt=1/72インチ=25.4/72mm=0.3527777・・mmである。幅1ptx720=25.4cm、高さ1pt x 540=19.05cmがパワーポイントのディフォールト値でA4サイズより小さい。パワーポイントのサイズは変更可能なのでサイズ変更した場合は、中心値と右下値も変わることを認識しておく必要がある。

 先ず、PPTのマクロを使って、左上の原点から右下まで、赤色で線を引いてみよう。
そのマクロを以下で示す。

Sub Line()
  ActivePresentation.Slides(1).Shapes.AddLine(0, 0, 720, 540). _
    Line.ForeColor.RGB = RGB(255, 0, 0)
End Sub

 マクロ名をLineとして上記4行をPPTマクロのエディターにコピーして実行させると、左上から右下に赤色の線を描いてくれる。

以下、このマクロを説明していく。

Sub マクロ名() 
End Sub

はマクロの基本である。マクロ名も変数もひらがな、カタカナ、漢字が一応使えるが、そのような例はほとんどみかけない。多分エラーがでるケースがあるからであろう。Sub マクロ名()とEnd Subの間にマクロを記述していく。原点と右下をつなぐマクロ

  ActivePresentation.Slides(1).Shapes.AddLine(0, 0, 720, 540). _
    .Line.ForeColor.RGB =RGB(255, 0, 0)

は、1行のコマンドである。上記1行目最後のスペースとアンダーバーが、継続行であることを示している。

これを翻訳すると、以下のようになる。
ActivePresentation          現在のプレゼンテーションの
.Slides(1)                  1枚目のスライドに
.Shapes                     図形として
.AddLine(0, 0, 720, 540)    (0,0),(720,540)間に線を引く
.Line                       線の
.ForeColor.RGB =            前景色は
RGB(255, 0, 0)       R(赤):G(緑):B(青)=255:0:0 である。(注)


通常、線を引くコマンドを1行で書かない。

1行で書いたオリジナル;
Sub Line()
  ActivePresentation.Slides(1).Shapes.AddLine(0, 0, 720, 540). _
      Line.ForeColor.RGB = RGB(255, 0, 0)
End Sub

最初の変更:
Sub Line()
    Set myDocument= ActivePresentation.Slides(1)
    myDocument.Shapes.AddLine(0, 0, 720, 540). _
        Line.ForeColor.RGB = RGB(255, 0, 0)
End Sub

ActivePresentation.Slides(1)は何度も使う可能性があることから、これをmyDocumentとして以降はActivePresentation.Slides(1)の代わりにmyDocumentを使う。myDocumentでなく別の単語を使ってもかまわない。

次の変更:
Sub Line()
    Set myDocument= ActivePresentation.Slides(1)
    with myDocument.Shapes.AddLine(0, 0, 720, 540).Line
         .ForeColor.RGB = RGB(255, 0, 0)
    End with
End Sub

 線をここでは赤色にすることだけを指定したが、線幅を指定したり、点線など線の種類を指定する場合が生じる。これら複数の指定を指定する場合、 myDocument.Shapes.AddLine(0, 0, 720, 540).Line まで共通でそれ以降いろんなものを付け足すことになる。このようなとき

With
End With 

を使用する。

Sub Line()
    Set myDocument= ActivePresentation.Slides(1)
    with myDocument.Shapes.AddLine(0, 0, 720, 540).Line
       .ForeColor.RGB = RGB(255, 0, 0)       ‘線の色 赤
       .Weight=2                         ‘線の幅 2ポイント
    End with
End Sub

 ここでは、線幅指定を追加した。アポストフィ ‘ は、それ以降は無効を示す。このため、上記のようにコメントを追加することができる。日本文字のアポストフィ‘もOK。

 一つのマクロ内で線は1本のみでなく、何本も引く場合が多い、このとき座標に変数を使う必要がある。座標を変数にするとともにDimを使って変数宣言しておくことが勧められている。変数宣言しなければならないケースと特に指定しなくてもよいケースがあるが、エラーを少なくするため、常に変数指定するくせをつけておいたほうがよい。

結果的に以下のようになる。

Sub Line()
    Dim X1 As Integer, Y1 As Integer ‘X1,Y1変数(整数)宣言
    Dim X2 As Integer, Y2 As Integer ‘X2,Y2  変数(整数)宣言
    X1=0
    Y1=0      ‘X1,Y1 線引きの始点
    X2=720
    Y2=540      ‘X2,Y2 線引きの終点
    Set myDocument= ActivePresentation.Slides(1)
    with myDocument.Shapes.AddLine(X1, Y1, X2, Y2).Line
        .ForeColor.RGB = RGB(255, 0, 0)  ‘線の色 赤
        .Weight=2            ‘線の幅 2ポイント
    End with
End Sub

(注)
RGB(0,0,0)は、黒を示し、RGB(255,255,255)は白を示す。RGBそれぞれの最大値は255で、色の組み合わせは256の3乗で約千七百万色となる。

(追記)
今回は、線を引くというコマンド例であったが、全てのコマンドにオブジェクト(対象)、メソッド(実行[方法])、プロパティ(性質)が含まれている。

ActivePresentation.Slides(1).Shapes「現プレゼンテーションの1枚目のスライドにおける図形」がオブジェクト(対象)であり、
AddLine(0, 0, 720, 540)「線を引く」がメソッド(実行)であり、
Line .ForeColor.RGB = RGB(255, 0, 0)「赤の線」がプロパティ(性質)である。

もし、長方形を書きたいと思えば、
「PowerPoint Object Model Reference (英語)」 
でShapesというオブジェクトの中に見つけることができる。

(つづく)

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2012年9月26日水曜日

PPT2010マクロ(2)

PPTマクロ(6)、PPTマクロでつくったもの2
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PPTマクロ(4)、マクロで四角形や楕円などを描く
PPTマクロ(3)、マクロで直線を描く
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PPTマクロ(2)、マクロを有効化する


 パワーポイント(PPT)のマクロは、難しくない,しかし、とっつきにくいといわれている。最初のハードルは少し高いが、それを乗り切ると、易しいということになる。たしかに本屋に行ってもExelのマクロの本はたくさんあるのにPPTマクロの本は無い。
 マクロ記録は、マクロを勉強するのに、現実的で便利である。しかし、PPT2010にはマクロ記録機能がない。PPT2003にはマクロ記録機能があるが、PPT2010からなくなっている。PPT2003が使える私のパソコンは壊れている。こうなると頼るのはネットしかない。検索を始めると、ほどなく次のネット情報に出会った。

PowerPoint 2010 VBA の基礎知識(マイクロソフト発行)

 これには、PPTのマクロの有効化方法や例題などが載っている。
 注意すべきは、マイクロソフトのオフィスには通常のディフォールトではマクロは有効になっていない。プログラムを作る前にまずマクロを有効にする必要がある。

マクロ有効化方法
まず、ファイル→オプション→リボンのユーザ定義 と進む。
でてきた「リボンのユーザ定義画面」には、「コマンドの選択」と「リボンのユーザ設定」がある。
「コマンドの選択」では「基本的なコマンド」を選ぶ。
「リボンのユーザ設定」で「メインタブ」を選択し、中断にある「開発」チェックボックスをオンにする。
マクロを有効化した後は、開発リボンの中のマクロボタンでマクロの編集や実行をする。
 この「PowerPoint2010VBAの基礎知識」には、例題がのっているので、これでPPTのマクロをおぼろげに把握できる。もし、すぐに理解できるようであれば、PPTマクロ作成能力に申し分はない。
次のURLに例題がたくさん載っているので、それを参照すればよいと書いている。

「PowerPoint Object Model Reference (英語)」>

 たしかに例題はたくさんある。自分が欲しいコマンドを探すのは大変であるけれど、そのうち慣れてくる。

 オブジェクト、メソッド、プロバティなどの言葉が出てくるけど、例題をこなしているとこれらの言葉が理解できなくでもプログラムができるようになるから、まさに「習うより慣れろ」である。

 実際にプログラムを作ってみて、PPT専用のマクロを使うところは限られている。多くはVB(Visual Basic)を使う。PPTマクロはVBA(Visual Basic Application)の一部である。そしてマイクロソフト・オフィスに共通に使えることを示すmsoが付くコマンド(多分、正確にはメソッドもしくはプロパティ)が多い。つまり、wordやexcelのお絵かきツールと共通箇所がたくさんある。このことはexcelのマクロ記録が役に立つことを示している。
 ある程度、PPT特有のコマンドの使い方がわかれば、PPT以外の知識でできてしまう。つまり、PPTマクロの本は要らないということになる。更にマクロを使う人にPPTしか対象にしないという人もいないということになる。

 Excelのマクロ記録は実際に役に立つ。プログラム作成で、わからなくなったとき、関連した2つか3つの単語でインターネット検索すると答えが見つかることがある。それが、Yahooの知恵袋であることがある。ということはYahooの知恵袋で質問すれば、誰かが回答してくれる可能性がある。私はまだYahoo知恵袋を使ったことがないが、いずれ使うことになると思う。

 PPTのマクロ:要は最初のハードルを越えることにある。最初のハードルを越え易くするため、次回以降、いくつかの例題を示していこうと思っている。

(つづく)

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2012年6月14日木曜日

ppt2010マクロ(1)

PPTマクロ(6)、PPTマクロでつくったもの2
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PPTマクロ(4)、マクロで四角形や楕円などを描く
PPTマクロ(3)、マクロで直線を描く
PPTマクロ(2)、マクロを有効化する
PPTマクロ(1)、マクロ作成の動機

PPTマクロ(1)、マクロ作成の動機


 パソコンを手にしたときから、マクロをしようと思ったが、今まで20年以上も手がつかなかった。マクロで何をするの?という具体的なアイディアがなかったのが、長年、手がつかなかった一番の理由であろう。

 今回マクロを始めた切っ掛けは二つある。一つ目は先輩がエクセルのマクロは、簡単だとおっしゃる。パワーポイントのマクロは?と聞くと、エクセルと比較してもっと簡単なはずだといわれる。私は彼より10歳以上も若い。もう一つの切っ掛けは、机の中のセルロイド製分度器である。パワーポイントで、任意の角度を設定して、円弧が描ければ、この分度器は要らない、捨てられると思った。

 早速、パワーポイント・マクロの本を買いに行った。エクセルのマクロは山と積まれているのにない。パワーポイントのマクロの本は売られていない。マクロ記録があれば、なんとか手がつけられるだろうと思ったが、パワーポイント2010ではマクロ記録がなくなっている。パワーポイント2003にはマクロ記録があるとのことであるが、パワーポイント2003の入ったパソコンは1年前に壊れてしまっている。でもなんとか始めることができた。どうしたのかは、次回以降のブログで書く。次図は、最初の成果である。


 なんということはないただの円弧である。でも、これを作ったら、いろんなアイディアが次から次へと浮かんできた。長年、マクロを使う具体例が思い浮かばなかったのに、マクロでプルグラムができると実感した途端に嘘のようにアイディアが溢れ出てきた。中学・高校数学を使った作図である。今の段階でかなりの作図ができた。これから少しずつ紹介していく。

 一例として r=|sin θ| および r=|cos θ|を示す。


(つづく)

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