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2014年9月20日土曜日

能力開発(7)記憶力を鍛えれば・・・

能力開発(6) 記憶力アップはボケ防止?
能力開発(5) 英語力3
能力開発(4) 英語力2
能力開発(3) 英語力1
能力開発(2) 繰り返す力
能力開発(1) はじめに

能力開発(7)記憶力を鍛えれば・・・


 随分前になるが、TVで記憶術をやっていた。タレントに記憶術を教え、記憶術の効果を測るという番組であった。
 今でいう お馬鹿キャラのさとう玉緒さんに歴代全首相名を、デヴィ夫人に全ピカチュウ名を憶えてもらうという設定であった。この設定おもしろいと思いませんか。二人に与えられた憶える時間は1時間、二人とも一二問間違えただけであった。

 このとき紹介された記憶術は、覚える名前を、自分が良く知っている、例えば、自分の部屋の中にあるものとか、いつも通る道にあるものとかと一対一に対応させて覚えていくというものであった。

 すいへりーべぼくのふね(H、He、Li、Be、B、C、N、O、F、Ne) 覚えにくい元素表も語呂合わせだと憶えられるから不思議である。
 吟唱も覚えるのに有効な手段であり、文字を持たない民族は吟唱で後世にいろんなことを伝承してきたと言われている。
 
 次もTVの話であるが、芸人さんたちが受験で記憶しなければならないことをどのようにして憶えたかを披露しあっていた。語呂合わせだけではない、へぇ~いろいろ考えていたんだと感心させられた。いまでも商売上彼らにとって記憶力は重要である。

 人間の器官は、再生できないと誰でもが思っている。手や足をなくせば、はえてこない。しかし、二つだけ再生されるとのこと。一つは匂いの神経細胞であり、もうひとつは脳で記憶をつかさどる海馬とのことである。

 前回述べた、マジシャン、俳優、芸能人にとどまらず、実際実に多くの人が、記憶力をベースに仕事をしている。記憶力はその人の人生を左右するひとつの要因になっている。田中角栄元首相は、頭の中にたたきこんだ数々の数字を武器に持論を展開し、優秀な官僚たちを感服させ、官僚との関係も良好であったという。記憶力は鍛える価値ありである。

 コンピュータは数値だけを記憶するのに対して、人間には様々な記憶能力があるという。言語に関する記憶、画像の記憶、嗅覚の記憶、味覚の記憶などなど多岐にわたる。短期記憶に、長期記憶に、未来記憶(今後することの記憶)などというのもあるとか。上手に忘れるのも人間の記憶力の重要な要素である。うらむつらみは意識して忘れよう。

 記憶力アップは、繰り返しだけでなく工夫も必要となる。どんな工夫で、どんな領域で、どのようタイプの記憶力を鍛えるか、人それぞれであろう。仕事上、必然的にまた日常的に記憶力向上を行っている人も多いが、意識して記憶力を鍛えれば、人生はさらに変わる。私のように定年を過ぎた人には、記憶力を鍛えることは、人生の長さにも影響を与える。意識していろんな分野でたくさんのことを憶えれば人生は楽しくなる!

 私は家族があきれるほど何事も憶えていない。たしかに自分は記憶するということにほとんど意識を払ってこなかった。いままで見聞きしたことや勉強してきたことの多くを失っている感じで後悔している。ということで最近、記憶することを心がけている。

最近、憶えようと心掛けていることと効果
  • 本を読んでいるとき憶えておいた方がよいと思ったこと  → 読みながら憶えると前後関係や論理が鮮明となり、目を開かされた感じがする。
  • 身近な地名 → 方向音痴が改善。
  • 地図上の地名 → ぐちゃぐちゃになっていた頭の中の地図の整理。
  • 出来事と年代 → 世の中も自分にもいろいろなことがあったことが思い出され、過去と未来への見透しが少しよくなった。

多分、皆さんが普通にしていることが私にはできていなかったようである。

2014年9月13日土曜日

能力開発(6)記憶力アップはボケ防止?

能力開発(5) 英語力3
能力開発(4) 英語力2
能力開発(3) 英語力1
能力開発(2) 繰り返す力
能力開発(1) はじめに

能力開発(6)記憶力アップはボケ防止?


 高校の修学旅行で夜、花札をした。めっぽうに強いのがいた。どうしてそんなに強いのかと聞くと、花札を混ぜるときに、何の札がどこあたりにいくか覚えておくと答えた。大学生の時、麻雀の強い同級生に何故、そんなに強いのかと聞くと、牌を混ぜて山に並べるとき、牌がどこにいくのか覚えておくと答えた。先日、TVで客に好きなカードを取らせて、そのカードを言い当てるトランプ・マジックをやっていた。めずらしく種をあかした。どこにどのカードがあるか覚えておくと言っていた。

 宮沢りえさんは、天海祐希さんの突然の病気で、急に舞台の代役を務めることになり、2~3日の間に、主役のセリフを全部覚え見事に代役を務め世間を驚かせた。

 画家は、景色や一瞬の動きを切り取って細かく記憶する能力を持つという。音楽家は一度曲を聴くだけで覚えるとも聞く。

 これらの人は、必要期間だけ覚えている。そして、忘れる。そして次の何かを覚える。これを繰り返す。職業柄とはいえ、人間の記憶力にはすごいものがある。

 次から次へと覚えなければ職が成り立たないという人は少なくて、現在の職業に必要な知識は忘れてはならないが、新たに追加しなければならない知識、覚えなければならない知識はそれ程多くはないというのが普通であろう。

 ワイドショーや週刊誌が蔓延って噂話に事欠かない現在でも、芸能人、画家、ミュージシャンがボケたとか、アルツハイマー病になったとかほとんど聞かない。彼らは通常生涯働く。意識する意識しないに係らず記憶力が鍛えられている。一般人と比較して、ボケる確率はかなり低いと推察する。

 記憶力をあげて、いろんなものを記憶することは、上記の芸能人や画家など以外、小学から大学まで、学生にとって不可欠である。そして、社会人にとっても必要である。ボケ防止になるということであれば、老人にも不可欠かつ重要となる。

   私の記憶力はひどい。妹からは、昔のことを何も覚えていないので、話していて、ちっとも面白くないと言われ、女房からは旅行に行っても、ほとんど忘れているので、お金の無駄遣いだと言われている。確かに私は、覚えようという意識が低い。

 これではボケる可能性がある。ボケたくはない。人間はだれでも生来、すばらしい記憶力を持っているのに訓練されていないだけではなかろうか。自分にも潜在能力があるかもしれない。なによりもボケ防止に記憶力を意識して鍛えてみようと思っている。

2014年8月25日月曜日

能力開発(5)英語力3

能力開発(5)英語力3


 世界中で最も難しい言語は? それは日本語と言われている。

 外国の人にとって日本語の会話はそれほど難しくないが、読み書きとなると世界一難しくなる。

 日本語には、多様性と、柔軟性がある。この多様性と柔軟性により、次々と新しい日本語ができている。明治時代は造語がさかんであった。今はカタカナの外来語が定常的に増え続けている。和製英語だってある。そのほか、業界用語に、その職場でしか通じない職場語、女子高校生語(いまや標準語?)、などなど日本語は増え続けている。

 日本文学者のロバート・キャンベルさんがテレビで次のように言っていた。

 「英語は、昔も今もほとんど変わらないのに対し、日本語は時代とともに大きく変わってきた。日本語の時代変化の激しさにひかれて日本文学者になった。」

 漢字を取り入れたときから、日本語の変化が始まっているとしたら、日本語の時代変化は筋金入りで千年の年紀がはいっている。この年紀が日本語を奥深くしている。この奥深さにより、微妙な感情表現が可能になり、日本人の感性を豊かにしている。そして、それを外国の人に伝えるのは難しいと日本人は思っている。つまり、日本語は外国人に難しいと日本人自身も感じている。反面、短期で日本語をしゃべる外国人に感心している。

 脱線気味になったが、ここで私が言いたいのは、「世界一難しいといわれる日本語の読み書きを習得してきた日本人にとって、英語の読み書きは、英語のヒアリングほど苦労しない、むしろ得意だろう。」ということである。 現に英語のヒアリングが不得手なのに、英語の本や文献を読むことによって日本人は西洋文化や技術を短期間で吸収してきた。

 読み書きは苦手ではない、しかし、ヒアリングは苦手という日本人に適した英語の勉強方法はどんなものだろうか。

 パソコン上の英文とナレーションが、日本人に適した英語の勉強環境であると考える。よいヘッドフォンがあればさらに良い。パソコン上であれば、ナレーションを途中で止めたり、再開したり、簡単にできる。

 最近では、アメリカのCNNやPBSなどのニュースをパソコンで聞くことができる。そしてYoutubeで英語のドラマや映画も聞くこともできる。単に英語を聞くこともヒアリングの勉強ではあるが、聞き取れないところは何回聞いても聞き取れない、しかし、英文が手元にあれば聞き取れるようになれる。

 英文とネイティブなナレーションがあれば、まず英文を読んで理解する。これは通常、日本人が行う英語勉強である。そして、日本人が不得手とするヒアリングに取り組む。ナレーションを聞くとともに。自分で発音もしてみる。聞き取れないところは発音もうまくできていない。聞き取れるまで発音練習とリスニングを繰り返す。これを行えば、英語は上達する。誰でもがそう思ってもらえるだろう。
 聞き取れないところをサポートする英文があるというのが、ミソであって、勉強方法は人それぞれであり、先に英文を読んでおく必要はない。

 英文とネイティブのナレーションで、私が知っているものを次にあげる。
  1. BBC Learning English-6 minutes english
  2. English Today
  3. 英語の字幕がついている英語のドラマや映画
  4. Audiobook(字幕とナレーション)
面白い、わくわく感があれば、英語の上達も早い。そういった意味では、英語の字幕がついている英語のドラマや映画が一番良いと思うが、ネット上では、英語の字幕付きはなかなか見つからない。

 最近、YoutubeにAudiobookというのがある。百聞は一見に如かずなので、Audiobookを下に示す。



 多くの人は子供の時にお母さんに本を読んでもらっている。もちろん日本語で。これは日常会話以外の日本語を学ぶスタートである。でも英語の本は読んでもらっていない。このAudiobookは、まさに英語の本を読んでくれている。

 上にあげたのは、邦題「赤毛のアン」である。 その外に
 秘密の花園
 ロビンソン・クルーソ
 トム・ソーヤの冒険
 ディケンズのクリスマスキャロル
 
 子供がよく読む本をあげたのは、単にヒアリング勉強のイントロとして、適しているのではないかと思っただけである。これらの本は、子供だけを対象にしたものではなく、歴史に残る文学書で、読み応えも聞きごたえもある。

 Audiobookには、チャールトン・ヘストンが読む老人と海というのもあるが、これは残念ながら字幕が入っておらず、画面は固定である。
 要は、興味があって、ワクワクしそうな字幕付きのAudiobookを探して、ヒアリングを勉強すればよいというのが私の提案である。

 発音の練習も忘れないように、発音とヒアリングは双子の兄弟である。前回のブログを読んで頂いた読者から、「学生時代から発音には注意してきた。海外で英語の発音を習ったこともある。一般言われている[r] と[l]の違い以外にも [s] と[ʃ] 、[z]と[ʒ] についても日本人は苦手。」などコメントや意見を頂いた。この方は、きちんと発音の重要性がわかっておられるが、発音練習などしない人も多いのでなかろうかと危惧する。

 発音に関する無料のサイトがあれば、良いが。なかなか見つからない。
 次のサイトは、発音練習の助けになると思う。
 http://www.linkage-club.co.jp/entry/hatsuonkigo.html
 発音記号を押せば、発音が聞こえてくる。

 次もヒアリングの参考になると思う。
 British EnglishとAmerican Englishの違い https://www.youtube.com/watch?v=2nAnT3PASak   
 American Englishのイントロ https://www.youtube.com/watch?v=IQHo2RW0Tm8
辞書にはのっていない短縮発音 https://www.youtube.com/watch?v=c8k1O8KwGXA

 ヒアリングの勉強の成果確認に、又、純粋に英語で情報得たり、楽しんだりするためのサイトを少し紹介する。

 先ずは、英語のニュースサイト。

CNNビデオニュース、  BBCニュース

 Youtube で BBC drama で検索するとイギリスのTVドラマ(1時間以上も)を見ることができる。Youtubeには、自動字幕機能があり、これをオンオフすることができる。しかし、これは現段階では、全くだめです。使わない方がよい。

 最近は、ネット上の大学が人気を博している。
 https://www.coursera.org/ プリンストン大とスタンフォード大が協力して作ったサイト

 前回のブログの読者(先程とは違う読者)から、こんな面白いサイトにあるよと紹介頂いた。
  http://www.ted.com/
 TED(Technology Entertainment Design)とは世界の叡智が講演をおこなう極上のカンファレンス とのことです。  TEDを始めてみる人のための紹介サイト 



2014年8月16日土曜日

能力開発(4)英語力2

能力開発(4)英語力2


 前回のブログで英語と日本語について述べた。言語を限定せずに書き直してみると次のようになる。
  1. 幼少期に、自国語の周波数帯をはみ出た音はノイズとして認識されるように脳が出来上がってしまう。
  2. 言語は主に耳で覚える。自国の言語で使われている周波数は外国語の学習能力に大いに影響する。
日本語は低周波成分が多く、高周波領域を除外するように脳が出来上がってしまう。英語が持っている高周波領域は、日本人の脳はノイズとして受け付けない。このように日本人は英語を耳で学習する能力を奪われているので、日本人は英語が下手である。

 インターネットで各言語の使用周波数を調べてみた。下図と類似な図がいくつか見つかった。大同小異であったので、最もたくさんの言語を含んでいた図を下に示す。

   日本語と英語は、周波数が重なるところが全くないのか? 横軸は対数表示のようなもので、対数表示ではない、どのような基準で横軸は書かれているのか? 正確さはどの程度なのか? などいくつも疑問が湧く図ではある。

 しかし、ロシア人は言語能力が優れている、日本人はフランス語が上手である、日本人は英語が下手である、英語を苦手とする国は多い、など一般的に言われていることを説明する図になっている。

 意外なことに子音のない言語と言われているイタリア語の周波数が高い。スペイン語は、日本語より低周波で周波数帯域が狭い。
 スペイン語を母国語とするメキシコ人の多くがアメリカに移民する。彼らは、日本人以上に英語で苦しんでいると予想される。

 もし、日本人が英語を十分に聞き取れるようになれば、低周波領域から高周波領域までカバーできることになる。どんな国の言葉も聞き取れることになり、言語能力に優れた民族に豹変することに間違いなしである。

 幼少期にノイズだと遮断した英語の高周波成分をどうしたら聞き取れるようになるのであろうか。凝り固まった脳を柔らかにしなければならない。これは並大抵なことではない。

 ということで編み出されたアイディアがある。それは、まず英語の発音を訓練することだという。発音がうまくなれば、より聞き取れるようになる。聞き取りがうまくなれば発音も上達する。英語が楽しくなる。英語の勉強や英語に接する機会が増える。英語が更に上達する。

 英語の発音の勉強はどのようにすればよいか? どの英語の辞書も発音について触れている。辞書に書いてある発音方法は絵が描かれていないことが多いのでわかりづらい。

 これを書いていて、数年前に英語の発音に関する本を買ったのを思い出し、棚の奥から引っ張り出して、読み直してみた。

   英語脳DVD  遠藤尚雄著 主婦の友社 ISBN4-07-249780-0
(本屋では、店員さんにISBN番号を言ったほうが、早く見つかる場合がある。)

 この本では、英語発音時の唇の形が8種類に分類されている。舌の位置も8種類に分類されている。約50にわたる英語の発音を、どのような唇の形で舌の位置はどうするか、そうしてどう発音するかなどを説明している。そして同一内容のDVDがついている。

 いまは、この本が本屋にあるかどうかわからない。が、同一著者がネット上で発信している。
  http://www.pasocon-eikaiwa.com/

 本を買った時には、一読のままで終わったが、改めて練習してみようと思っている。この本以外にも探せば、英語の発音に関する本やネット情報はいろいろあると思う。

2014年3月11日火曜日

能力開発(3)英語力 

能力開発(3)英語力


 英語はたくさん勉強しているはずなのに、英語ができない。中学、高校と勉強の半分近く英語に使った。大学では、専門書として英語の本を紹介され、それもある程度は読んだ。英語の論文も読んだ。でも英語はさっぱりである。英語をネイティブにする国の5歳児にも及ばない。開発途上国の、それもかなり遅れている開発途上国の子供がマイクを向けられて英語でどうどうと受け答えしている。私は、あんなに答えることはできない。

 小澤征爾さんは、パーティや会合にほとんど出席しなかったと日経新聞の私の経歴書で書いておられた。理由は言葉ができなかったとのこと。え~っと彼ほどの国際人がと信じられない。ずっと前になるが布施明さんがオリヴィア・ハッセーとの離婚理由を聞かれたとき、言葉が・・と顔が曇った。  私だけではない、日本人は英語が下手である。泣けてくるほど下手である。多分、本人が思っている以上に下手である。

 一方、日本人は日本に来た外国人が短期で日本語をしゃべるのを聞いて驚く。誰もが日本語が上手な欧州人、アジア人、アメリカ人の名前をすぐに言うことができる。日頃馴染みのない国の外国人も日本語がうまい。ボビー・オロゴン(ナイジェリア人)は日本語でギャグる。 にしゃんた(スリランカ人)は、川柳クイズで日本人と対等に渡り合う。ゾマホン(ベナン人)は早口でしゃべくりまくる。

 何故このように彼我の差があるのか、次の話を聞いて、なるほどと、英語にまつわるいろんな疑問が解ける。

「英語の周波数帯域は非常に広いのに対して、日本語の周波数帯域は非常に狭い。日本人の場合、幼少期に、日本語の周波数帯をはみ出した音をノイズとして認識し、高周波領域を除外するように脳が出来上がってしまう。英語が持っている高周波領域は、日本人の脳はノイズとして受け付けない。」

 日本人の英語で最大の問題は英語が聞き取れないことにある。どの国の人も自国語の新しい言葉はまず耳で覚える。生まれたときからほとんどの言葉は耳で覚える。

 会社で同じ部署にいた中国人は、日本語はほとんど聞き取れると言っていた。テレビのウルルン滞在記という番組では、タレントが世界中にでかけて現地の家族に入り込んで一緒に生活をしていた。タレントが言う日本語はすぐに真似られていたが、その逆はなかった。日本語は非常に聞き取りやすい言語である。これが外国人が短時間で日本語がうまくなる理由である。

 琴欧洲にアナウンサーが、どうして日本語がうまくなったのかと聞いたら、赤ん坊と一緒と答えた。外国人は、全く日本語を知らなくても日本に来たら赤ん坊のように日本語を聞いて覚える。しかし、成人になった日本人が外国に行っても赤ん坊になれない、赤ん坊以下である。赤ん坊なら英語の高周波成分は聞き取れるが、日本で育った成人の耳は英語の高周波成分を拒絶する。

 若い人が他国に比べて、外国にでかけていかないというのもうなずける。言葉が聞き取れないから、腰がひける。
 日本人にとって、英語のヒアリングはたくさんのノイズを聞かされるのと同じなので、聞き取れない以外に快適ではない、むしろ不快である。不快であるから、英語を聞かない。英単語の覚えも悪い。勉強も遠ざかるなど、悪循環である。英語はあれほど勉強したといいながら、実は本人が思っているほど勉強していない上に、勉強が不効率となって、英語離れを起こしている。


 日本人が英語をうまくなるためには、英語に対して、まず耳を作るべきであろう。つまり英語を聞き取る訓練が最優先されなければならない。
 この耳の問題があるので、何歳から英語を習うべきかという問いに対する答えは、かなり難しい。いろんな分野の人が協力しなければ、答えがでない研究分野であろう。

 個人的には、小学生の時は、しっかり日本語を勉強し、英語は中学からでよいと思っている。但し、教える方も教わる方も、英語は日本語にない高周波数を含んでおり、その高周波を聞きとる必要があることを認識して、まずはヒアリングを重視した教え方、習い方をすべきであろう。

 いまでは、英語のヒアリングはPCやスマホなどいろんな機器を通して簡単にできる。 一番良いと思うのは英語の字幕が流れる英語の映画やTV番組を見ることである。何度も見聞きすることにより自分が聞き取れない言葉を把握し、その言葉を聞き取れるようにする訓練が良いと思う。


 日本人は英語に堪能になり、世界に向けて英語でどんどん意見や考えを発信する必要がある。そうしないと、スポーツの世界で日本人に不利になるようにどんどんルールが変えられていったが、そのようなことが、いろんな分野で起こりうる。

 もし英語が聞き取れる教育や訓練が行なわれれば、日本人は勤勉だから、人口の半分以上の日本人が英語に堪能になれる。周りにいる普通のおじちゃんやおばちゃんまでも英語がうまくしゃべれる。そうなれば、日本人の国際的地位は確実に上昇する。ビジネスチャンスも広がる。

(次回の能力開発、英語力続編です。)

2014年3月1日土曜日

能力開発(2) 繰り返す力

能力開発(2) 繰り返す力


 小学校から大学まで、どんなクラスにも、努力していそうにないのに、必ずできるやつがいる。勉強でも運動でも。社会に出ても余り状況は変わらない。このため、多くの人が自分には能力がないと劣等感に悩まされる。私も、なんであいつは知っているのだ、わかっているのだ、どうしてそんなことができるのか、それに反して自分は・・、とそんな思いがいつも心のどこかに・・・。

 40才代に喘息になった。喘息はつらい。吸いたい息が吸えない。直りたい一心で散歩と柔軟体操を始めた。喘息でつらい思いをした分、気づけば20年近く続けている。体調はずいぶんよくなった。あれだけ堅かった身体も、他人からみれば相変わらず堅いけれども、ずいぶん柔らかくなった。続けることは素晴らしい。それから繰り返す力に興味を持った。

 息子に繰り返す力は重要であると言ったら、知っているという。誰かがストイコビッチにどうしたらサッカーがうまくなれるかと聞いたそうだ。そうするとストイコビッチは、Repeat, repeat and repeat と答えたそうだ。ストイコビッチは、ユーゴスラビアの元サッカー代表選手で現役のとき、テクニックの華麗さで世界をうならせ、名古屋グランパスの監督を務めた人である。
野球の神様といわれた川上哲治さんは、巨人の監督をやめられたあと、少年野球の指導でいつも子供たちに繰り返しの重要性を説かれていたと聞いた。

 スポーツ選手や職人をみていれば、ストイコビッチや川上元監督の話がよくわかる。信じられないレベルに達しているのをテレビで日常的に目のあたりにする。
 もし繰り返す力の効果を子供の時に知っていれば、子供の時でなくとももっと早く知っていたら、と思う。

 そういえば、人はS字S字で成長すると何度か聞いた(下図)。繰り返すことによって必ず上達するといっても最初はなかなか成長しない。しかし、その次には成長するときがくる。そのあとは、努力しても停滞してしまう。それでも次のS字が待っている。  職業の場合、種々の理由で最初のS字を書く前に、今の職業を止めなければならないこともある(図の①)。運動選手の場合、見事にS字を書いたとしても、次の新たなS字を始めなければならないことが多い。第2の人生というやつである(図中の②)。


 もし繰り返す力の重要性と効果を知っていれば、第二、第三の人生が甘くないとことと同時に頑張れば、成功するという信念を持てるのではなかろうか。

 繰り返すことの重要さは、あらゆる世代で強く認識されるべきであると思う。 小学生には、繰り返せば必ず上手になるし、勉強もできるようになることを確実に教える。興味の持てるものを見つけさせ、もしくは、親や教師が何か興味の持てそうなものを与え、繰り返しの効果を体験させれば、それがその子の大きな宝となるはずである。大事なのは、その子の達成した成果と同時に、繰り返しは重要なのだなと思わせることであろう。

 定年退職をして、趣味でⅩⅩを始めたが、自分には才能がないというのを何度か聞いた。才能の有無ではなく、好きか、そうでないかということでないですかと答えることにしている。好きであれば、繰り返すし、そして、いつかはきっと上手になる。
 数年前から、卓球をしている。ここでも先生が、繰り返しは重要です、繰り返さないとうまくなりませんと言われる。考えながら繰り返しなさいとも言われる。自分はずいぶんう上手になっていると思うが、同じような年代の周りの人も同じように上達している。このような年でも繰り返せば、うまくなるものだと感心している。

 もし、繰り返す力が頭脳の基礎能力である記憶力、計算力、理解力などに適用されたら、どうであろう。S字を一からやり直すこともない、これこそS字S字の積み重ねではないか。多分、頭脳は訓練すれば、体力程は衰えないのではないか、逆に通説を上回って成長するのではないか思う。今からでも遅くない、頭脳の基礎能力を向上させていこうと考えている。
(能力開発 次回は英語力)

2014年2月5日水曜日

能力開発(1)  はじめに


能力開発(1) はじめに


 会社時代、能力や能力開発について考えたことがなかった。定年退職してから6年、人の能力と能力開発についていろいろ考え始めた。
 定年退職時、学生時代に理解できなかったこと、会社時代に感じた疑問などが、頭のなかで、くすぶっていた。急にできた時間を使って、それなりに勉強した。勉強が楽しいと初めて感じた。大学生の時より勉強をした。数十年間、頭の中で消えなかった疑問がいくつも消え、すっとした。なんで昔、勉強しなかったのかと悔やまれたが、今さら悔やんでもしかたがない。平均寿命まで生きるとしたら、未だ、先は長いと思い直し、いままで全く勉強したこともない分野もいろいろ調べた。本棚にはたった2年で三十数年の会社時代に買った本より多くの本が並んだ。勉強の成果が実感でき、楽しかった。

 しかし、途中からいろいろやっている割には成長が感じられなくなった。運動でいえば、最初どんどん上手になっていたのに、途中で進歩しなくなったという感じである。  運動選手をみていると、野球選手にしても、サッカー選手にしても、野球やサッカーの練習以外に心肺機能の強化や筋肉トレーニングなどを行っている。最近では体幹を鍛える運動が流行っている。運動選手の基礎体力を鍛えるトレーニング手法は、日進月歩で進化しているように見える。

 自分に成長が感じられなくなったのは、頭脳の基礎能力が不十分だったり、衰えてきたりしているのではないだろうか、頭脳の基礎能力にも目を向けて、それを鍛える必要があるのではないかと思い始めた。 頭脳における基礎能力の開発は、最近あまり注目されていないように感じる。少なくとも運動の基礎能力ほどは、検討されていない。頭脳の基礎能力としては、記憶力や理解力、計算力などがあげられる。

 これらの頭脳の基礎能力とその開発についていろいろ考えてきたので、これからそれらを書いていきたい。私は別にこれらの基礎能力開発に長けているわけではないので、これを読んでおられる方は、私のこれから書くことをヒントにして、自分なりに考えられることをお勧めする。
 頭脳の基礎能力開発は、幼少期、青年期、壮年期、老齢期と全ての年令において有効であり、絶大の効果があると思う。というのは頭脳の基礎能力はどんな分野で働いていても共通な基本能力であり人間が生きていくのに重要な能力であるからである。

 小学校からずっと勉強している、更に社会人になってから仕事の本以外にもノウハウ本をたくさん読んできたと云われるだろうが、勉強やノウハウ本に書かれているものと頭脳の基礎能力開発は似ているようで少し違う。勉強してきたことやノウハウ本に書かれていることは、自分が置かれている環境や立場、仕事が変わると役に立たくなることもあるが、開発した頭脳の基礎能力は生涯ずっと有効である。
(つづく)